告別式のあと
喪家側のマナー
香典返し
香典帳を元に、香典返しを行います。
仏式では四十九日を忌明けとしますが、最近では三十五日とするところも増えています。
香典返しは忌明けの挨拶状を添えて送るのが一般的です。
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香典返しの金額-金銭の場合
金銭を包む香典は相互扶助的な意味もありますので、無理をしてでもお返しをしなければならないというものではありません。
「香典半返し」といいますが、一家の大黒柱が亡くなった場合は三分の一でもよいし、気持ちだけでも良いわけです。
天寿を全うした際に同額に近いお返しをする場合もあります。
物品の場合
残らないものが良いと言われ、タオルやシーツ、お茶や石けんなど実用品が良く使われますが、あまりこだわらなくとも良いでしょう。
香典返しの表書き
関東地方や京都では「志」が、大阪以西では「忌明志」または「満中陰志」がよく使われます。
事後通知
お通夜、告別式等が終わってから、親族、知人に訃報を知らせる手段です。特に親族だけで葬儀を行った場合、トラブルを避けるためにもこういった挨拶は必要です。
葬儀が終わったら早めに出した方が良いでしょう。
遅くとも四十九日前に出した方が良いと思われます。
喪中について
「喪中」とは喪に服している期間のことを言います。
家族や親族が、亡くなられた近親者の冥福を祈り、おめでたい行事を避けて、家でつつましく暮らすことを「喪」と言います。
喪に服する期間は1年間が一般的です。
結婚式や祝宴の出席、参拝、お正月の年始参り、年賀状などを控えることが通例です。
喪中葉書を出す時期
喪中葉書は、年賀状のやりとりをしている方々が年賀状を書き始める前に、先様に届くようにするのが礼儀です。
遅くとも12月初旬くらいまでには、先様に届くようにしましょう。
できれば11月中の方が良いでしょう。
喪中葉書の範囲と最近の傾向
一般的には、配偶者、父母、祖父母、兄弟姉妹、配偶者の父母、祖父母くらいまでが喪中葉書の範囲になります。
お子様が小さい場合、両親が喪中葉書を出し、子供は年賀状を出しても失礼にあたりません。
最近の傾向としては、仕事とプライベートを分け、欠礼の挨拶が必要な方には「喪中葉書」を、逝去を知らせる必要のない取引先には「年賀状」を出す人も増えています。
12月に不幸があった場合
喪中葉書を出しても到着が年末ギリギリになりそうな時は、「寒中見舞い」を兼ねて欠礼の御挨拶を行います。
いただいた年賀状に対するお礼と、喪中の為に欠礼した事を述べると良いでしょう。
その時には、いつ、誰が亡くなったのかも明記しておきましょう。
寒中見舞いを出すタイミングはお正月(元旦~7日)を過ぎてから出すようにしましょう。
妻の親が亡くなった場合の続柄
奥様の親が亡くなられた場合、夫婦連名で喪中葉書を出します。
その際ご主人からみた続柄で書くのが儀礼的には正しい書き方です。(義父や義母などですと、わかりづらい場合もありますで、妻の父や妻の母と書く場合もあります)亡くなった方の名前を、姓も入れて書いておけば、どちらの親が亡くなられたのかが分かりやすいです。